初心者のためのインプラントセミナー


「歯を失ってしまった」「入れ歯は入れたくない」「入れ歯が合わない」「ブリッジにするために何ともない歯を削りたくない」

そんな時、自分の歯と同じように使えるインプラントという方法があるらしい。けれど、治療に関する不安や疑問はたくさん。そんなあなたのために基礎の基礎からお話しましょう。


― 4-5 ついに歯がつく!―

あごの骨にインプラントをつけて、その後に通常私たちが目にしている「歯」をつけます(かぶせ物とも呼びます。)

しかしつけるといっても実際は何をしているのでしょう。

実はこの治療はインプラントに限らないもので、一般的に「差し歯」と呼ばれる治療と大まかに分ければ同じものになります。

これは歯冠(デンタルクラウン、もしくはクラウンと呼ぶことも)というものを土台につけるわけですが、どうしてくっつくのか、疑問に思ったことはありませんか。
勿論ただかぶせるだけだと、取れてしまいます。

ネジでとめるか、接着剤でくっつけるか

歯冠をつける方法を大きく分けるとねじで止める「スクリュー固定式」と「セメント合着式」があります。

それぞれのメリット、デメリットを簡単にまとめて見ます。

◇スクリュー固定式
[メリット]
・取り外しが出来るので、歯冠が割れた時に交換しやすい

[デメリット]
・インプラントの接続面などに隙間ができるため、細菌が入りやすい
・構造が複雑なので作るのが大変(費用もかかる)

◇セメント合着式
[メリット]
・完全に固定されているので、ずれにくい
[デメリット]
・取り外しが出来ないので、トラブルがあった際の治療がスクリュー固定式と比べると面倒


スクリュー固定式は、歯冠の部分の咬む面からインプラントに対して小さなねじを埋めてとめてしまう方法です。なので、上から見たときにねじが見えますが、これは白い詰め物で隠してもらうことも可能です。
やはり最大の特徴は取り外しが出来ることです。
ずっと付き合っていくインプラントですから、人によっては「かみ締め」などで、磨り減ったり、もしくは割れてしまうこともあります。
その場合取り外しが出来ると歯冠の部分だけを修理することが出来ます。

但し構造が大変複雑で作成に費用がかかることや、また咬む力により徐々にねじが外れる、またねじなどの隙間から細菌が入りやすいというデメリットもあります。


これにたいしてセメント固定式はやはり取り外しが出来ないということが最大の特徴になります。
スクリュー固定式に比べると作製が簡単に行えるため、形が合わないなどのトラブルが少ないといえます。インプラントとかぶせ物との隙間が見えない様にするととてもキレイに仕上がります。

欠点としてはトラブルがあったときに修理に時間がかかることです。


どちらもメリット、デメリットがありますが、大体の場合は患者さんの口の中の状態に併せて選択される場合が多いです。


というわけで人工歯を装着してインプラント完了!

と思ってもまだまだインプラントは終わりません……。

メンテナンスをしながら完全に骨とチタンがつくまでを待ったり、感染症になったりしていないかを見ていく必要があるのです。


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