初心者のためのインプラントセミナー


「歯を失ってしまった」「入れ歯は入れたくない」「入れ歯が合わない」「ブリッジにするために何ともない歯を削りたくない」

そんな時、自分の歯と同じように使えるインプラントという方法があるらしい。けれど、治療に関する不安や疑問はたくさん。そんなあなたのために基礎の基礎からお話しましょう。


― 7-3 インプラントの現状―

インプラント事情

インプラントはまだまだ新しい技術です。
特に日本には1960年ごろ入ってきたばかりで、その技術は発展途上といえます。

日本におけるインプラントの現状

インプラントが日本に入ってきた1960年ごろは、今のようには普及していませんでした。

本当に安全なの?
長く持たないんじゃないの?
見た目が悪い……

当時「インプラントは良くない!」と思われていました。

けれど現在は様々な技術の向上により、見た目(審美性とも云います)や安全性なども向上し、普及が進んでいます。
また値段も高いですが、毎日の生活に深く関係する歯の事ですので、決して高くはない買い物といえるでしょう。

しかしまだインプラントは問題を抱えています。
その一つが感染症の危険です。どれだけ抗菌できるか、また菌が入り込まないようにするかなどが考えられています。

また治療期間の長さも問題の一つです。
手術を行い、治癒期間を設けることが大きく起因していますが、どちらもとても大事なことです。
歯を支えるための骨とインプラントとをなるべく短い期間で、しかも確実に固定させるための研究もなされています。

日本のインプラント治療は遅れているの?

一般的に、アメリカやスウェーデンの10倍、またドイツの5倍日本は遅れていると言われています。

歯科に限らず最新の医療が日本で普通に使われていくまでにはやはり10年ほどかかってしまいます。それは一度欧米で開発された技術をもう一度それが安全か、本当に効果があるかを確認するためです。
その後しばらくしてから一般の医院に治療法が広まっていきます。

インプラントの治療については更に、歯科医師自体の治療技術が求められますので、当時まだ入ってきたばかりのインプラントをうまく扱うことができませんでした。
しかし現在では、歯科医師それぞれが積極的に技術を学んでいます。
日本での普及はこれからなのです。
また、歯科医療に対する考え方も変化していくことでしょう。

実際他国では歯科は保険の対象ではありませんし、歯の汚い人は就職が出来ないという国もあります。歯が駄目になるのは自己管理能力の低さだとされるほどなのです。
歯は痛くなったら削れば良い、という時代は終わりました。

もし今歯が抜けてしまっていても、インプラントをしていてもそれは同じです。
自分の歯を大事にしましょう。

 ページトップへ